弁護士の専門化傾向は避けられない!

専門は何ですか?

「何を専門としているのですか?」

これも、初めて会った人に自己紹介をすると、よく聞かれる質問です。

この質問は、割と答えに窮する質問です。

専門というと、その分野について精通しており、その分野の案件を多数手掛けていて、それで飯を食っているというようなイメージがあります。

しかし、私のような郊外で一人弁護士をしている者は、色々な相談が持ち込まれますので、特定の分野の案件だけを手掛けているわけではないのです。

私は、相続の案件が比較的多いですが、債務整理や刑事弁護等の案件もありますので、「相続」が専門というのはやや憚られます。

 

弁護士の専門化が進むと思ったこと

しかし、最近、刑事弁護に関する研修を受けて、今後、弁護士の専門化は進むと感じました。

刑事訴訟法が改正されて、いわゆる司法取引が導入されることとなりました。

それが今年の6月から始まることになっていますので、研修で制度の説明を受けてきましたが、これが難しい。

制度が複雑で一回聞いただけでは頭に入って来ないのです。

私は、人によって好き嫌いはあるにしろ、刑法と刑事訴訟法は司法試験の受験科目であるため、弁護士であれば、刑事弁護はある程度はどの弁護士でもできると考えていました。

しかし、司法取引が始まると、刑事弁護は、どの弁護士でもできる仕事というよりも、ある程度詳しい弁護士が担わざるを得ないのではないかと感じました。

刑事の分野以外にも、法律が複雑化して条文も増える傾向にあります。

また、新しい判例も毎年のように出ますので、正直、勉強は大変です。

 

まとめ

全ての分野について精通しているというのは現実的には不可能なので、今後は、弁護士の専門化が進むと思いました。