六法全書を全部覚えているの?

弁護士さんって、六法全書、全部覚えているの?

これも、弁護士さんに初めて会ったという人とお話しするとしばしば登場する質問です。

六法全書を覚えているわけではない

覚えられるわけがありません(笑)

六法全書は掲載している法律だけで、100以上あります。

1つの法律だけでも100以上の条文があることも多々ありますので、六法全書全部の条文の数は莫大な数に及びます。

とても覚えられる量ではありません。

それなら、実際のところはどうなのか?

最重要なものは条文番号を覚えている

その条文になんと書かれているかは逐一覚えていなくても、最重要なものは条文番号を覚えています

例えば、刑法で殺人罪がどこにあるかというと、刑法199条にあります。

窃盗罪なら235条。

条文番号を覚えておけば、その条文を見たいときに、すぐに見ることができます。

おおよその場所を把握する

条文番号だけでも、覚えられるのは自ずと限度があります。

しかし、ある程度の場所が分かれば、六法を開いて探せば、目当ての条文にたどり着くことができます。

例えば、器物損壊罪

条文番号は覚えていないけど、刑法の条文の後ろに近いところだったことは覚えていれば、刑法の後ろから探していけば、刑法261条に器物損壊罪があることを見つけるのはそれほど時間はかかりません。

ちなみに、刑法は264条が最後です。

条文の構造を把握しておくことが大切

条文のおおよその位置を覚えるには、条文の構造を理解しておくことが大切です。

例えば、民法は財産編と親族編に大きく分かれており、婚姻の後に離婚があると把握していれば、離婚の条文の番号を大きく間違えることはありません。

年を取ってくると条文番号を覚えるのはつらい

私が法律の勉強を始めたのは大学生の頃でした。

今から15年以上前のことです。

法律の勉強を始めた頃は、条文番号も割りとぱっと覚えられたんですね。

殺人罪が刑法199条というのも学生の頃に覚えました。

しかし、年を取ると条文番号が頭に入ってきません。

あれ、さっき見たばかりなんだけど、何条だったっけ?

そんなことばかりです。

 

まとめ

今日も、たまに聞かれる質問に対して答えてみました。