弁護士に繁忙期はあるのか~私の場合

弁護士さんって、繁忙期あるのですか?

初めて会って話しをすると、それぞれの仕事のことが多いと思います。

そんなときにたまに聞かれる質問です。

目次

私の場合、繁忙期というほどの時期はない

税理士さんは、おそらく年末から半年くらいが繁忙期だと思います。

12月  年末調整

1月  支払調書の作成、償却資産の申告

2月  贈与税の確定申告、所得税の確定申告

3月  個人事業者の消費税の確定申告

4~5月  3月末決算の法人の確定申告の準備

税理士さんの場合、提出しなければならない期限が決まっているんですね。

私は、弁護士として個人・法人両方の案件を扱っています。

個人の場合、相続、離婚、交通事故などが比較的多い案件ですが、特定の月に起きるものではありません。

離婚が5月に起きやすいとか、そういうのはないんですよね。

法人も、特定の月に売掛金が回収できないということもありません。

そのため、繁忙期というほどの時期はありません

強いて言えば、裁判所の休み明け

裁判所は、GW、年末年始は法廷を開きません。

また、7月下旬から8月下旬にかけて、法廷を開かない時期があります。

これを夏季休廷と呼んでいます。

7月下旬から8月下旬と書きましたが、これは1ヵ月間休みがあるということではありません。

ある部署は7月下旬から8月上旬、別の部署は8月上旬から8月下旬といったように、部署ごとに少しずつずらしています。

この期間、裁判官は丸々夏休みを取ってお休みしているわけではありません。

お休みされている時期もあるでしょうが、判決を書く時間に当てたりしています。

あと、3月下旬から4月上旬の人事異動の時期も引き継ぎ等のため、法廷が開かれないことが多いです。

何が言いたいかというと、年末年始など一定期間法廷が開かれない時期の後は、裁判の日が集中することがあるので、強いて言えば、裁判所の休み明けは忙しいと言えるかもしれません。

まとめ

年が明けて、割と忙しかったので、繁忙期について書いてみました。

(但し、裁判が多かったから忙しかったわけではありません。)