【コラム】自分は若手?中堅?

弁護士に限らず、士業というのは、各人事に登録番号があります。

私の弁護士の登録番号は36300です。

自分の登録番号を言えない弁護士はさすがに聞いたことがありませんので、登録番号を聞いてすぐに言えなければ、ニセ弁護士の可能性が高いといえましょう。

私より先輩の弁護士は、私の登録番号より小さい番号です。1万番代となると、年配の弁護士になります。

逆に私より後に弁護士登録をした人は、私の登録番号より大きい番号になります。

最近の弁護士の登録番号は5万番台

ところで、最近、平成30年12月に登録した弁護士の登録番号を見て、少し驚きました。

平成30年12月に登録した弁護士の登録番号が5万7000番を超えてきているのです。

つまり、私の後に2万人も弁護士登録をした人がいることになります。

登録番号が5万7000あっても、既に亡くなっている方もいますので、現在、弁護士として登録してるのは4万人くらいです。

全国に弁護士が約4万人いて、私より後に登録した弁護士が約2万人いるとなると、自分はちょうど中間くらいに位置することになります。

このようになったのは、司法改革により、弁護士の数を増やしたことが背景にあります。

私は26歳で弁護士登録をし、今は37歳です。

今は70歳まで働くような時代ですので、まだまだ職業人生は長いです。

40代後半から50歳くらいに中間になるなら、職業人生の中間と一致する感じですので、違和感はありません。

しかし、今は職業人生でいうと、まだ4分の1を過ぎたかどうかという程度で、弁護士の中では中堅の位置するというのは、どうもしっくりきません。

自分でいうのも何ですが、顔が少し童顔なのか、年齢が30代前半くらいと言われることがしばしばあり、違和感に拍車をかけます。

逆に、昨年、税理士登録をして、支部集会にも行っているのですが、税理士業界は逆に、年齢層が高く、私が若手の年代といえます。

もちろん、登録したばかりなので若手というよりも新人というくらいなのですが、役員の方の話を聞くと、20代で税理士登録する人はかなり少なく、30代になって登録する人が多いとのことです。

とりとめもないことをつらつら書きましたが、新人弁護士の登録番号を見て驚きましたので、筆を執りました。