作用・反作用を考える
新型コロナウイルス対策は難しい
新型コロナウイルスは、人から人へと感染すると言われています。
そのため、人と人との接触、人の移動がなければ、飛沫感染・接触感染の機会がなくなるので、感染しなくなるはずです。
当事務所も、人との接触を少なくするために、LINEやSkypeを用いた相談や打合せを呼びかけています。
ところが、感染者が急激に増えているという報道を見聞きしているはずにもかかわらず、やはり事務所に来所しようとする方が多いのである。
これまで慣れ親しんだ行動を突然変えることの難しさを感じます。
人間はエネルギーを持つので、そのエネルギーをどこかで発散しなければなりません
我慢するということは、エネルギーを貯めている状態なので、それをどこかで発散しなければなりません。
新型コロナウイルスの感染防止のため、不要不急の外出が呼びかけられています。
しかしながら、外出を自粛して貯まったストレスをどのように発散すればいいのか
この点について言及されることが少ないのです。
この作用・反作用の視点が乏しいことが対策の一面さを感じるところです。
むしろ混む店
私は、平日は外食です。
よく行く店があるのですが、夜がメインのお店なので、昼はすいていることも多々ありました。
ところが、最近は、外出の自粛が呼びかけられているにもかかわらず、却って混んでいるのを見かけました。
しかも、子ども連れのお客さんが多いのである。
ひょっとすると、学校が休校になって、その影響で店が混んでいるのではないか
と思いました。
そうだとすると、なんのために休校にしたのか、よく分からなくなってきます。
感染者が減少に転じても油断しないで欲しい
今は、日本全体で感染者が右肩上がりで増加していますが、どこかで減少に転じるはずです。
ところが、右肩下がりで減少せずに、再度増加する現象がおそらくみられるのではないかと思います。
減少に転じたことで、我慢していたエネルギーを発散しようと元の行動に戻そうとする人が増えるためです。
イタリアでも感染者の減少後、増加する現象がみられていますし、中国でもそうです。
油断しないように自戒したいと思います。